人の体は水分を除き、６０％がたんぱく質でできています。

私たちの体の筋肉や皮膚・髪や爪、内臓や骨までもたんぱく質が主成分となってできているんです。

それ以外に「エネルギー」になることや「ホルモン」「抗体」などもたんぱく質とかかわりがあります。

要は、私たちの体はたんぱく質のかたまり、と言えるかと思います。

このように、たんぱく質は体をつくるうえで欠かせない栄養素の１つです。

そして、ダイエットにおいてもこのたんぱく質は必須栄養素！

なぜなら、筋肉をつくり、維持するためにはたんぱく質が欠かせないためです。

たんぱく質が不足することで食欲の抑制がきかなくなったり、糖質欲求が強くなるとも言われていることをご存知でしょうか？

最近は外食でもコンビニ食でもおいしい食べ物が増え、パン・麺類・スイーツをやめられない！という女性も増えているようです。

ですが、そんな方は特に炭水化物などの糖質に栄養が偏ってしまい、たんぱく質を十分にとれていない可能性があるかもしれません。

過去の私も、「ダイエット中はやっぱりガマンしなきゃ！」と大好きなお肉は控えることはできても、あま～いお菓子やパン・麺といった小麦製品だけはどうしてもやめられませんでした（汗）

当然、痩せることはできませんでした（涙）

ですが、逆にいえば、たんぱく質をきちんととれていれば、食欲の暴走も防げてガマンすることなくダイエットを進められるんです♪

では、その大事なたんぱく質が不足すると体にどのような影響が出るのか？

一見、食事とは関係なさそうな不調でも、実は栄養の偏りから起きるたんぱく質不足が原因となっていることがあるんですよ！

たんぱく質不足の３つのサイン１、筋肉量の減少

ダイエットのためにカロリーを重視して、摂取カロリーを極端に抑えるような食事をしてはいませんか？

確かにヘルシーな食事は大切かもしれません。

しかし！低カロリーな食事ばかりをしていると、体に必要なエネルギーを確保しづらくなります。

体内に入ってくるエネルギーが減ると体は危険を察知して、生きていくために必要なエネルギーを筋肉を分解することで作り出すんです。

つまり！

必要なエネルギーを補給しないまま生活していると、エネルギー源を筋肉に頼らざるを得なくなり筋肉量が減ってしまう可能性があるということ！

たんぱく質は筋肉の材料となり、そして、臓器は筋肉でできています。

体内のたんぱく質を不足させてしまうと→結果として基礎代謝量が落ちて→太りやすく痩せにくい体質を作りやすくなってしまいます。

たんぱく質不足の３つのサイン２、肌や髪のトラブル

髪や肌はいつまでも若々しく丈夫に保っていたいものですよね。

特に女性は、肌のハリやツヤ、弾力を維持するコラーゲンは失いたくないはず！

しか～し！

そのコラーゲンも実はたんぱく質から作られているので、体内のたんぱく質が不足してしまうと、コラーゲンそのものが減少してしまうんです！

そして、シワやたるみの原因につながると考えられています。

また、髪の毛もたんぱく質が材料となっています。

そのため、たんぱく質が不足してしまうと枝毛や切れ毛の原因にもつなってしまうんです。

キレイで丈夫な髪の毛を作るどころか、ハリやコシのない髪や薄毛を招く可能性もあるので要注意！

たんぱく質不足の３つのサイン３、集中力・思考力の低下

やる気を出してくれるドーパミンや気持ちをリラックスさせるセロトニンといったホルモンは、たんぱく質を作る最小成分であるアミノ酸からできています。

そのためたんぱく質が不足すると、これらのホルモンの働きも鈍くなってしまうんです。

最近物事がうまくいかないと感じたり、無意識のうちにぼーっとしていたりするなら要注意！

たんぱく質不足で集中力や思考力が低下している可能性があるかもしれませんよ！

また、イライラするなどストレスの原因になることも・・・！

ストレスはダイエットの大敵！ですよね。

ダイエット中にありがちな挫折や暴飲暴食を防ぐためにも、たんぱく質不足には気をつけたいところ。

心や体の不調はさまざまな要因によって起こりますが、このように体内のたんぱく質不足が原因となっていることも考えられられるんです。

忙しさやダイエット、さまざまな要因で食生活がおろそかになると、私たちの体に必要不可欠なたんぱく質も不足してしまい、お伝えしたような不調に悩まされることもあるかもしれません。

過去の私も極端な食事制限や偏った食事で、痩せないだけでなく・肌荒れ・髪のパサつき・ＰＭＳの悪化・気力がなくなるなど、ありとあらゆる不調に悩まされました。

こういった不調を悪化させないために、まずは体をつくるたんぱく質をしっかりとっていきましょう♪